ドリームの日本史は一回授業を受けるだけで頭に残った!

福岡大学 法学部法律学科 合格

S.Mさん

私は、大学受験が初めての受験だった。さらに進路を変えたのは高校三年生になってからだった。受験のことなど何もわからなかった私に一から教えてくれて、合格までのプランを考えた担当の方には感謝の気持ちでいっぱいだ。

私は飽きっぽい性格で、最後まで何かを成し遂げたことは数少ない。以前続けていた通信制教材も3ヶ月足らずでやめて、私からやりたいと言い出した声楽も1年半でやめた。飽きっぽい性格、というより練習することが苦手、興味のあることしかしない人だった。そんな私だから、もちろん成績も悪く、理解できないことも増え、逃げ出し、また成績が悪くなるという悪循環を繰り返していた。

「私は受験を乗り越えられるだろうか」と不安でいっぱいだった。けれども担当の方はそんな私を知ってか、必ずできるプランを作ってくれ、順調に時間は進んでいったのだが苦手だった英語は、どうやっても克服することが出来ず、しかしそのことを私は重く感じたのはセンター試験後、1つ目の受ける大学入試日の2週間前だった。センター試験でずっと得意で勉強していた日本史は、過去最高の結果を出したが、反対に苦手意識を持っていた英語は過去最低の結果だった。学校から配られた直前対策の英語テキストも周りは六割取れている中、私は3割しか取れなかった。

「周りと同じように勉強しているのにどうしてできないんだろう。本当に私は大学に行くことが出来るのだろうか」気が狂ったように泣き叫んだ夜もたくさんあった。「逃げ出してしまおうか」と考えたことも何度もあった。だけどその度に、「今諦めたらこの先何度だって後悔する」と言い聞かせた。「もう自分に言い訳するのはやめよう。周りと同じ勉強の仕方でダメなら2倍、3倍できるまでやろう」

そう思えたのは、悩んだときいつも話を聞いてくれた担当の方だ。それからの入試日までの毎日は、死に物狂いで勉強した。学校の担任に「お前にはこの学校は無理だ。考え直せ」と言われてもテキストを何度も解き直して諦めなかった。先日そのテキストを解いた紙を数えると第10回まであって75週していた。自分でも驚きだ。でもそれだけ自分の志望校に行きたかった。それだけの数をこなしたからか、自信もついた。あんなに怖かった入試日が楽しみになっている自分がいた。

試験も無事終わり、合格発表の日が来た。会場まで行く間、不安しかなかったのを覚えている。合格発表の掲示板の前で笑う人、涙を流す人もいた。緊張しながら番号を探し見つけた時は自然と涙があふれた。電話の向こうで両親も「おめでとう、よくがんばったね」と泣いて祝ってくれた。

1人では絶対に受験を乗り越えられなかった。支えてくださった方々には、感謝の気持ちでいっぱいだ。この気持ちを少しずつお返しできるように大学生活を過ごそうと思う。「あの時、諦めなくて良かった」

この経験はこの先、何度も思い出し私に力をくれることだろう。

 

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