英検®はこれまで、学習指導領域を軸に英語能力観を踏まえた出題をしてきましたが、昨今の語学学習では、複数の技能をバランスよく向上させることが求められています。また、語学力だけではなく、目的や場面に応じて必要とされる思考や判断力などを伸ばすことも同時に求められます。そうした英語能力観を反映した出題形式に変更する必要があると、今回リニューアルが決定されました。
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2024年度英検®リニューアル
2024年度から英検の試験がリニューアルされます。3級以上の級(1級、準1級、2級、準2級、3級)の英作文問題(Writing)が1題から2題に増加することが大きなポイントです!
1 級 | リーディング ライティング | 41問 ➡ 35問 大問1短文の語句空所補充(3問削除) 大問3長文の内容一致選択(3問削除) 1題(意見論述)➡ 2題(意見論述・要約問題) |
準1級 | リーディング ライティング スピーキング | 41問 ➡ 31問 大問1短文の語句空所補充→7問削除 大問3長文の内容一致選択(3問削除) 1題(意見論述)➡ 2題(意見論述・要約問題) No.4に話題導入文追加 |
2 級 | リーディング ライティング | 38問 ➡ 31問 大問1短文の語句空所補充(3問削除) 大問3B長文の内容一致選択(4問削除) 1題(意見論述)➡ 2題(意見論述・要約問題) |
準2級 | 試験時間(筆記) リーディング ライティング | 75分 ➡ 80分 37問 ➡ 29問 大問1短文の語句空所補充(5問削除) 大問3B長文の語句空所補充(3問削除) 1題(意見論述)➡ 2題(意見論述・Eメール問題) |
3 級 | 試験時間(筆記) ライティング | 50分 ➡ 65分 1題(意見論述)➡ 2題(意見論述・Eメール問題) |
準2級プラスが新設!
2025年度第1回の試験から、準2級と2級の間に新しい級(準2級プラス)が新設されます。
準2級は高校1年生レベル、2級は高校卒業レベルを想定して問題が作成されていますが、2つの級の難易度にはかなり差があります。日本英語検定協会によると、5級から準2級までは、合格するための勉強期間が平均1年間であるのに対し、準2級合格者が2級を合格するまでには平均2年間かかります。
この2年間が、受験者のモチベーションを下げる原因になっているそうで、新しく級を作ることでモチベーションが下がるのを防ぐ狙いのようです。
新設級は高校2年生レベルを想定して問題が作成されます
ただし、大学入試は英検2級以上、もしくは1950点以上を取得していないと有利にはなりませんし、MARCHだと2300点が必要な大学が多いですから、目標はあくまで英検2級、2300点を目指すことが必要でしょう。
英検準会場!
合格メソッドWITH宇都宮校は英検準会場にです。
毎回20名くらいの外部者検定を受け入れています。また、検定前には英検特別講座も実施し、高い合格率をほこっています。
2024年度 試験日程
第1回 5月26日(日) 申込受付中!
第2回 9月29日(日)
第3回 1月19日(日)