「進学希望ではあるが、大学や学部の決め方がよくわからない」「志望校選びで失敗は避けたいがどうすればいいだろうか」と悩まれる保護者の方も少なくないでしょう。
この記事では、大学・学部を選ぶ際の基礎的な知識や選び方について解説します。またやってはいけない選び方についても紹介しますので、志望校の選び方がわからないと悩まれている保護者の方は、ぜひ最後までご覧ください。
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大学・学部を決めるために知っておくべき知識
進学する大学や学部を決めるために、知っておくべき知識があります。ただ資料を取り寄せても、選ぶ基準が分かっていないと無駄になってしまうでしょう。大学の違い、学部の違いといった基本的な内容を解説します。
大学の種類と違い
大学は主に国公立、私立、文科省管轄外の3種類に分類されます。
大学の種類 | 特徴 |
国公立大学 | 学費が安い一般的な学部を網羅している |
私立 | 国公立に比べて学費が高い傾向がある国公立に比べて設備や校風の自由度が高い選択肢が豊富で、より進みたい方向に合った大学を選びやすい |
文科省管轄外 | 各省庁などが定めた大学で、文科省の管轄外防衛省管轄:防衛医科大学校、防衛大学校気象庁管轄:気象大学校国土交通省管轄:航空保安大学校など |
医学部進学を希望するなら、自治医科大学も選択肢の一つです。全国の都道府県が共同で設立した医科大学で、授業料等の経費が全額貸与されます。その代わり、卒業後に指定の医療機関に勤務する条件がつけられます。
大学によって、受験方法や学費など違いがあります。それぞれの特徴を踏まえて比較しましょう。
学部の違い
さまざまな名称の学部がありますが、主に5つに分類されます。
人文学系 | 文学・人文・心理分野、教育・福祉分野、芸術分野など |
社会科学系 | 経済・経営・商学分野、法律・政治分野、社会・メディア分野など |
自然科学系 | 理・工分野、農・獣・畜産・水産分野、医・歯・薬分野、看護・保健・衛生分野など |
学際系学部系 | 文系・理系の枠組みにとらわれず、総合的・分野横断的な学びを行う |
文理融合系 | 文系・理系両方の要素をあわせもつ |
文系、理系だけでなく、枠組みを超えた学びを目的とした学部も増えています。同じ学部名でも、大学によって学ぶ内容が異なるケースも少なくありません。学科、ゼミまで調べると、学べる内容が具体的にわかるでしょう。
大学・学部を決める際のチェックポイント
お子様が進学先を決められずにいる時は、保護者の方が一緒に検討する方法もあります。次のようなポイントをチェックしてみましょう。
- 希望している職業は何か
- お子様が学びたいことは何か
- 偏差値は高すぎないか
- どれくらい費用がかかるか
大学の選び方については、こちらの記事も併せてご覧ください。
希望している職業は何か
希望している職業があれば、逆算して選択すべき大学・学部が決まるケースもあります。ホームページやパンフレットに、進路実績を掲載している大学もあります。お子様が希望している職業、あるいは取得したい資格につながるか確認しましょう。
お子様が学びたいことは何か
学生生活を有意義なものにするには、お子様自身が興味関心をもち、積極的に学びたい内容を学べているかが重要です。お子様が学びたい内容を明確にすると、進路も定まるでしょう。
偏差値は高すぎないか
お子様が進学を希望しても、実際の学力と大学の偏差値が離れすぎていると、難しい点が増えます。入試合格はもちろん、入学後に学力差から苦労する可能性もあるでしょう。どうしても進学したい大学がある場合、合格を目指した学習計画を考える必要があります。
合格メソッドWITHでは、難関大受験を目指した勉強計画の提案や指導を行っています。個別指導塾ですので、一人ひとりの学力や生活リズムに合わせ、きめ細かいサポートが可能です。
どれくらい費用がかかるか
進学する大学が国公立か私立かだけでなく、学部によっても学費は大きく異なります。進路先を検討する際は、学費面も確認しましょう。
大学の場所によっては、一人暮らしをする必要も出てきます。仕送りや、一人暮らしの準備にかかる費用も計算に入れてください。
【注意!】やってはいけない大学・学部の決め方
大学や学部を検討する際、やってはいけない決め方があります。
- 大学名のイメージやSNSの情報だけで選ぶ
- 昔の情報やイメージで選ぶ
具体的な内容をご説明しましょう。
大学名のイメージやSNSの情報だけで選ぶ
SNSでも簡単に大学の情報を調べられますが、必ずしも正しい内容とは限りません。また、大学の名前やイメージだけで決めてしまうと、入学後に「こんなはずではなかった」と後悔する可能性も高まります。
大学のホームページやパンフレットなど、正確で信頼できる情報を元にした判断が大切です。オープンキャンパスに足を運び、お子様自身の目で確かめる機会も設けるとよいでしょう。
昔の情報やイメージで選ぶ
大学や学部は、社会の変化に合わせて変わり続けています。保護者の方が学生だった頃とは、受験事情も大きく変わっています。常に最新の情報を調べて検討しましょう。
また、同じ学部名でも、大学によって学べる内容が異なります。反対に、学部名が違っても取得できる資格は同じなど、学部選びが難しくなっています。イメージで選ばず、詳細を確認したうえで決定しましょう。
まとめ:大学・学部決めはしっかり調べて失敗知らず!
後悔や失敗のない志望校選びには、情報収集が欠かせません。志望校は簡単に決まらないのが当たり前です。お子様のなりたい職業や学びたい内容を踏まえ、焦らず、納得いくまで調べて決めましょう。
志望校が決まったら、次は大学受験合格に向けての準備です。偏差値が高い大学を目指す場合、受験対策が合格を左右します。早い段階から準備を進めれば、大学受験を有利に進められるでしょう。
Q&A
Q.志望校について、どのように子どもと決めればいいか分かりません。
A.合格メソッドWITHの面談は、お子様の希望を聞きながら志望校を決める場としても最適です。ぜひ一度お子様と一緒にご参加ください。
Q.志望校はいつまでに決めればいいですか?
A.早ければ早いほど対策が立てられますので、お子様の合格率が上がるでしょう。中学から計画的に勉強している生徒もいます。