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北九州大学 国際環境工学部情報メディア学科 合格
N.S君
僕の通っていた城南高校は課題が非常に多く、1、2年時に自分の勉強をするのは難しかったです。特に部活をやっていたので平日はもちろん、土日に試合があったりする時は、その週の課題をするのもやっとでした。3年の5月に部活を引退してからは少しずつ時間が空き、自分のやりたいこともできるようになりました。そこでやっと自分が足りないのは英語の長文読解と古典ということがわかりました。1、2年のうちにこのような暗記がベースにないといけない分野はやっておかないといけませんでした。だから僕は3年の初めから暗記を始めました。これは人に比べたら遅いのはわかっていたので、1日にやる量はかなり多くしました。暗記のやり方は、英単語なら1日に100語ずつ覚えて、それを毎日やって週末にテストをするというものです。この方法で見つけた、自分が何度やっても覚えられないものは印をつけて、10分休みや昼休みにくり返し覚え直しました。
この調子でいけば伸びると思っていたのですが、僕は夏に体育大会の演舞をやりました。もちろん自分の意志ではじめたので後悔はありません。でも、夏休みにもっと量ができたらとも思います。体育大会はとても楽しくて一生の思い出になりました。「もう一度するか」と聞かれても「する」と答えると思います。
僕の受験で一番反省するべきことは、体育大会が終わっても切り替えがいつまでもできなかったということです。大切なのは切り替えです。自分がやりたいことをやっても、切り替えられる人は関係ありません。結局11月にセンター演習が始まったところあたりから、僕は本気で取り組み出しました。ここからは本当に大変でした。解いても解いても点数は伸びないし、残りの期間は短くなる一方で焦りました。でも、そんな中で勉強が続けられたのは友だちのおかげでした。体育大会で仲が深まった友だちとたわいもない話をしたりすることで、本当にリラックスすることができました。そのおかげでセンター前や当日も、特に緊張せずに受験できました。
センターの結果は目標に届かず志望校を下げざるを得ませんでした。このことは、とても悔しかったです。でも、かなり勉強してうまくいかなかったんだから、仕方ないと割り切ることにしました。そこからは北九大に受かるために勉強を始めました。赤本を過去8年分解いて傾向をつかみ、類似した問題をひたすら解きました。徳育社にもお願いして問題をもらいました。そのおかげで無事合格しました。志望校を落としたのは辛かったけど、現役合格がよかったので割り切ります。
これから受験する人は悔しい思いをしないために、少しずつでもいいので始めてください。そして、学校行事は積極的に参加してください。切り替えができれば、何も問題はありません!